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西鶴

西鶴の人についてもあまりに何事も知らな過ぎるから、この際の参考のためにと思って手近にあった徳富氏著『近世日本国民史、元禄時代』を見ていると、その中に近松と西鶴との比較に関する蘇峰氏の所説があって、その一説に「西鶴のその問題を取扱うや、概して科学者の態度だ。すなわち実験室において、南京(なんきん)兎を注射するごとく、もしくは解剖室において、解剖刀を揮(ふる)うがごとくであった、云々」というのがあり、...

二、三年前

 西鶴の作品についてはつい近年までわずかな知識さえも持合せなかった。ところが、二、三年前にある偶然な機会から、はじめて『日本永代蔵(にっぽんえいたいぐら)』を読まなければならない廻り合せになった。当時R研究所での仕事に聯関して金米糖(こんぺいとう)の製法について色々知りたいと思っていたところへ、矢島理学士から、西鶴の『永代蔵』にその記事があるという注意を受けたので、早速岩波文庫でその条項を読んでみ...
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